インフラエンジニアのVPS徹底比較

conohaのおすすめポイント

conohaをおすすめする概要

・ローカルネットワーク可能&複数構成可能
・スナップショット機能対応
・持込ISOイメージによるインストールに対応
・グローバルIPv4の追加とIPv6の付与が可能
・VPSのインターネット回線とローカルネットワークの回線速度
・「KVM」の採用で準仮想化の切替可能だからディスクI/O速度を向上
・各サービスの最低利用期間と無料トライアル

スナップショット機能対応

VPSの今の状態を何度でもスナップショットとして取得することが可能です。また、任意のスナップショットを選んでその状態にロールバックすることもできます。
PC向けWebブラウザさえあれば、VNCによるグラフィカルモードでのサーバーの操作、リモートコンソール機能によりCUIでの管理が手軽におこなえます。 ターミナルエミュレーターからのシリアルコンソール接続も可能ですから、いざというときの復旧作業も安心です。

バージョンアップの際に保存しておいて万が一の場合に元に戻すことが可能なため安心できます。

持込ISOイメージによるインストールに対応

持込ISOイメージによるお好きなOSをインストールすることが可能
ISOイメージのアップロード領域は、VPS毎に10GByteが割り当てられています。

ローカルネットワーク可能&複数構成可能

利用中のVPS同士をローカルネットワークで接続することによって、インターネットを介さずに通信させることができます。 そのためConoHaのVPSを2台契約して、それぞれを「Webサーバー」「データーベースサーバー」として利用することができます。 またローカルネットワークで接続されたVPS間は1Gbps（共有）での高速通信が可能であり、VPS間の通信パケット量を気にする必要がありません。
　

グローバルIPv4の追加とIPv6の付与が可能

1台のVPSにつき最大16個までのIPv4グローバルアドレスの追加申込みが可能です。
※IPv6アドレスは当初から1VPSごとに17個の利用が可能です。

VPSのインターネット回線とローカルネットワークの回線速度

下記インターネット回線、ローカルネットワーク回線の帯域になります。

インターネット回線	100Mbps共有　※無料トライアル期間はダウンロード（中から外）が5Mbps
ローカルネットワーク回線	1Gbps共有

※ConoHaのサーバーは、日本国内（関東圏）のデータセンターを利用しています。

「KVM」の採用で準仮想化の切替可能だからディスクI/O速度を向上

ConoHaでは仮想化エンジンとして「KVM」を採用することで完全仮想化を実現しています。これにより、お好みのOSをISOイメージからインストールするなど高い自由度を実現しています。
・「準仮想化」で高いパフォーマンスの実現も可能。
準仮想化モード（Virtio）に切り替えれば、ディスクI/O速度をさらに向上させることも可能です。

各サービスの最低利用期間と無料トライアル

各サービス毎に最低利用期間があります。
VPSの最低利用期間がなくなりました。

サービス	最低利用期間
VPS	90日間
追加IPアドレス	30日間
ローカルネットワーク	30日間

※初期費用無料
※VPSは無料トライアル(15日間)から有料継続した場合の最低利用期間になります。
※無料トライアルがなくなりましたが、新規にアカウントには、1500円分のクーポンが付いています。

conohaの評判・評価レビュー

複数台構成のシステム構築が可能で中規模システムも構築ができる

conohaの最大のセールスポイントは、複数台構成のシステム構築が可能できることです。
一般的に複数台構成のシステムを構築する場合、AWSなどのクラウドサービスを選ぶことになるでしょう。 しかしAWSは安価であると思われていますが、1台を24時間365日稼働させた場合、月額1万以上します。
conohaのVPSであれば、一台あたり月額1,000円から用意されており、断然コストパフォーマンスが高いです。
conohaのVPSでは、柔軟なシステム構成ができ、中規模システム構築が可能
セキュリティのことを考えると、DBをインターネットから直接アクセスできないTrustゾーンに置きたい場合やWEBとDBを別サーバにして負荷を軽減した構成としたいなど、conohaのVPSでは柔軟な構成ができます。

セキュリティパッチの不具合発生時の切り戻しが簡単

セキュリティパッチを適用することで、アプリケーションが正常に動作しない場合がありますが、 conohaのVPSではスナップショット機能があるため、セキュリティパッチを適用する前にスナップショット実行し、適用後の不具合に 備えることができます。

HTTPSサイトを複数稼働ができる

グローバルIPが１つのみの場合、HTTP(80ポート)の仮想サイトは複数稼働できますが、 SSL証明書をもつHTTPS(443ポート)のサイトは１つしか稼働できません。
※HTTPS通信の性質上、1IPに対して1サイトです。
上記でも記述しました「複数台構成のシステム構築」を行っても、グルーバルIPが一つの場合は、リソースを使いきれずもったいないですが、conohaのVPSはグローバルIPv4を追加付与できるので、複数のサイトを稼働させられます。

IPv6のテスト環境として利用できる

インターネットの重要な基盤をなすIPアドレス。現在主に利用されているのはIPv4ですが、インターネットの普及につれてアドレス数の枯渇が叫ばれています。今後確実に「IPv6」へ移行が必要となりますが、conohaのVPSをIPv6の接続テスト環境として利用ができます。

conohaの不満/辛口評価

■ロードバランサーサービスがない
複数構成ができるにもかかわらずロードバランサーサービスがないため、容易にWEBサーバの負荷分散ができません。
解決方法として、下記の対応が考えられます。
・ローカルネットワークサービスを利用し、VPSをソフトウェアロードバランサーとする。
・DNSに複数IPを登録して、負荷分散させる。
※DNSによる負荷分散は、サーバ障害時に対応できません。(一部のブラウザ側で対応できることもあります。)


■プランの変更はできない
リソースの変更やプランの変更ができません。柔軟にリソースプランが変えられればうれしいのですが、残念です。

conohaのサービス概要

コース名	1GB	2GB	4GB	8GB	16GB
メモリ	1GB	2GB	4GB	8GB	16GB
仮想CPU	2コア	3コア	4コア	6コア	10コア
ディスク容量	100GB	200GB	400GB	600GB	1TB
回線速度	インターネット：100Mbps共有 ローカルネットワーク：１Gbps(共有)
IPアドレス	IPv4:標準１個/追加可能(1台のVPSにつき最大16個) IPv6:標準17個
データ転送量	-
仮想化エンジン	KVM
OSの種類	標準OS：CentOS 6.4 x64 ～ カスタムOS ～ CentOS 5.9・6.4（x86、x64） Debian 6.0・7.0（x86、x64） Fedora 17・18（x86、x64） FreeBSD 9.1（x86、x64） Ubuntu 12.04 LTS（x86、x64） Ubuntu 12.10・13.04（x86、x64） Scientific Linux 6.4（x86、x64） ～ そのほか ～ 持込ISOイメージによるインストールに対応
初期	無料	無料	無料	無料	無料
月額	976円 /月	1,470円 /月	3,969円 /月	7,969円 /月	16,170円 /月
特徴	複数台構成のシステム構築が可能で中規模システムも構築ができる スナップショップ機能でセキュリティパッチの不具合発生時の切り戻しが簡単にできます。
詳細・申込	メモリ1GB/CPU2コア/HDD100GB/月額976円